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株式投資以前の超基礎知識

株って何?株式会社ってどんな仕組み?どうしても株式投資をするの?ネット株取引って何?など株式投資を始める前に最低限知っておいた方がいいことです。

株ってなんだ?

「さあ株式投資を始めよう」

その前に「はて?そういえば株ってなんだ?」って思うあなたのためのページです。
「馬鹿言うな!それくらい分かるわい!」って方は読み飛ばしてくださいな。


さてさて、株式投資を始める前にそもそも株ってなんなんでしょうか?

たとえば、ここにAさんという人がいるとします。

Aさんは野心あふれる起業家で、これをビジネスにすれば必ず成功するだろう!というビジネスプランを持っています。
そこでAさんは会社を興してそのビジネスプランを実現しようとしました。

しかし会社を興して、そのビジネスプランを実現するには1000万円の資金が必要でした。

Aさんの資金は自分の貯金300万円しかありません。

あと700万円足りません。

そこでAさんは知り合いのBさんに声をかけました。

Aさん「もし自分のビジネスがうまくいって利益が出たら、分け前をあげるから700万円くれないか?」

Bさん「たしかにうまくいきそうなプランだね。でも500万円しか出せないな。」

Aさん「分かった。じゃあ500万円お願いするよ。」

Bさん「OK。頑張ってね!」

Bさんに500万円をもらったAさんですが、まだ200万円足りません。
そこでAさんはCさんにも声をかけました。

Cさんは200万円出してくれることになりました。

AさんはBさんとCさんに出してくれたお金の金額がちゃんと分かるように、証明となる紙を渡しました。

Bさんには500万円分の証明書、Cさんには200万円分の証明書を渡しました。
あとで、出してくれたお金の金額に応じた配分で利益を分ける約束をしたからです。

さて、ここまでいかがでしょうか?

ここでAさんがBさんとCさんに渡した証明書が、いわゆる株券です。
Aさんが設立した会社は株を買ってもらって資金を集めて経営している会社ですので、これが株式会社です。

つまり株式とは、会社が事業をするための資金を多くの人から集めて、それぞれに証明書(株券)を渡し、利益が出たら出してくれた金額に応じた配分で利益を分ける仕組みのことです。

ちなみにこれは借金とは違いますから、予想が外れて事業が失敗して利益が出なくても、出してくれたお金は返す必要はありません。もちろん利益がないので配分も受け取れません。
これが株式投資は自己責任と言われるゆえんです。

もちろん事業が成功して多額の利益が出た場合は、最初に出した金額に応じた利益が配分されます。

この利益の配分を配当金といいます。

株式投資の基本は、より多くの利益を出しそうな会社に資金を提供して(株を買う)、儲けたお金の一部をいただく(配当金)ことです。

株を買ったらあなたも会社のオーナー

世界的大企業トヨタ自動車の現在発行している株の合計金額は、約17兆6537億円(2008年7月24日時点)です。

ということはこれだけのお金を用意してトヨタ自動車の株を買えば、トヨタ自動車を自分の会社にすることができるわけです。(実際には買えば買うほど株価は上がっていきますし、その他色々な要因があるので無理ですが・・・)

ちなみに発行している株式の数に1株の価格をかけると上記の金額が出てきます。これが現時点での会社の価格というわけです。
これを時価総額といいます。

つまり会社の株を買うということはその会社のオーナーになるということです。

しかし、17兆円もの大金を一個人が用意できるはずもありません。

ですが、発行している株式すべてではなく、1株だけなら40000~5000円ほど、10株だけなら40000~50000円ほどです。
これなら十分買うことができるでしょう?

1株だけ買えば1株分のオーナーというわけですね。

100%自分の会社というわけではありませんが、オーナーの一人には違いないわけです。

もちろんオーナーですから会社の事業がうまくいって利益が出れば持っている株式の数に応じて分け前の利益をいただくことができます。
こえがいわゆる配当金です。
また企業によっては株主優待という制度を設けている会社もあります。
株主優待とは、株式を持っている会社のオーナーに対して感謝のしるしのような感じのその会社の商品であったり、サービス券であったりした現金以外の贈り物のことをいいます。

このように株を買って会社のオーナーになれば、その会社から色々な恩恵を受けることができるわけです。
ほかにも株主のみなさんに会社の経営状態をお知らせしたり、今後の展望をお知らせする会議「株主総会」で会社に対して意見を言うこともできます。

ですので株を買うなら自分がその会社のオーナーになるという気持ちで、オーナーになってもいいなと思えるいわゆる「いい会社」の株を買いたいものですね。

会社の利益はすべて株主のもの?

株式を買うということはその会社のオーナーになるというお話をしました。→ 株を買ったらあなたも会社のオーナー

で、株主には会社が事業で儲けたお金を配当金という形で分配するとお話しました。

では、会社の利益はすべて株主に分配されるのか?というとそうではありません。

それを説明する前にまずは会社の利益とは何か?を説明しましょう。

まず会社は株を発行して色々な人に会社の株を買ってもらい事業資金を集めます。
その事業資金を使って、事業を行い、うまくいけば利益がでます。

その利益からかかった経費などの費用を差し引いたものが手元に残るお金になります。
経費には、なにか機械を買ったのなら機械代、人を雇っているのでその人たちの給料も経費です。もちろん社長も給料を取るので社長の給料も経費です。あとは税金なども取られるでしょう。

こうして儲けたお金からかかった経費を引いたものが会社の利益となるわけです。
この利益は株主のものです。

じゃあその利益を株主たちに分配するかというとそうではありません。

さらに、会社をどんどん大きくしていくために、その残ったお金を来年以降の事業資金に残されます。儲けたお金を次の事業のために再投資するのはビジネスの基本ですからね。

こうして残ったお金がようやく株主に分配される利益となります。

もちろん会社のなかには儲けたお金からかかった経費を引いた利益すべてを株主に分配する場合もあります。
ただし、それを決めるのもオーナーである株主です。

儲けたお金をもっと儲けるために使うのがいいか、ここらへんで利益をもらっておく方がいいか、って感じですね。

株はどこでどうやって買えるの?

さて、ここまで読んで「株っていいじゃん!よし株を買うか!」と思って、トヨタ自動車に行って、「おたくの会社の株を3株ほどください。」と言ってみましょう。

おそらく受付のお姉さんにきょとん?とされるでしょう。

株はその会社では売っていません。
じゃあどこで売っているのかというとちゃんと株専門の取引するところがあるのです。

それが証券取引所です。

証券取引所とは、色々な会社の株が集まってきて、日々、売られたり、買われたりしているところです。

証券取引所には、大小いくつか種類があります。

まず3大取引所(3市場)である、東京証券取引所(東証)、大阪証券取引所(大証)、名古屋証券取引所(名証)の3つ。
このうち東京証券取引所(東証)と大阪証券取引所(大証)には、第1部と第2部があります。野球でいうと一軍と二軍みたいなものです。

さらに地方取引所(2市場)として、 福岡証券取引所(福証)、札幌証券取引所(札証)があります。

ほかには、新興企業向けの取引所のジャスダック証券取引所(JASDAQ)、様々な証券市場として、マザーズ、ヘラクレス、セントレックス、Q-Board、アンビシャス、NEOなどがあります。

とまあ色々と株が取引されている市場はあるのですが、実際に頻繁に取引されている市場は東京証券取引所(東証)に集中しています。

なるほど、じゃあ東京証券取引所に行けば株が買えるんだな?と思い、東京証券取引所に行って「トヨタ自動車の株を3株ほどください。」と言ってみましょう。

おそらく渋い顔をされるでしょう。

ここでも株は買えません。

「え~!じゃあいったいどこに行けば株を買えるのさ!」への答えは「証券会社に仲介して買ってもらう」です。

私たちのような個人の投資家が直接証券取引所に入ることは禁止されています。

証券会社とは、国にきちんと登録されている株の売買を仲介する会社のことをいいます。

つまり株を買うためには、証券会社に株の売買の仲立ちをしてもらわないといけないのです。

証券会社に株の売買を仲立ちをしてもらうには証券会社に口座を開設して、その口座にお金を入金し、「このお金でトヨタ自動車の株を3株ほど買ってきてください。」と注文します。

こうすることでようやく株が買えるわけです。

証券会社ってどこにあるの?

さて、前回、株を買うには証券取引所との売買を仲立ちしてくれる証券会社に口座を開設する必要があると説明しました。→ 株はどこでどうやって買えるの?

その証券会社はどこにあるのでしょうか?

答えは街中とネット上の2つの場所にあります。

街中には野村證券とか岩井証券とかの証券会社がみつかるはずです。
こういう証券会社に出向いて、窓口や電話で株取引をすることもできます。

もうひとつはネット上です。

街中に窓口を構えている証券会社もホームページを持っていて、この証券会社のホームページで株取引をすることもできます。
もしくは街中に窓口を構えずネット上のみで展開している証券会社もあります。
SBI証券やカブドットコム証券など多数あります。これらのネット上で展開している証券会社をネット証券といいます。実店舗を構えていてもネット上でもサービスを展開していればネット証券です。

ネット証券に口座を開設してインターネット上でパソコンや携帯電話を使って行う株取引を「オンライントレード」「ネット株取引」などといいます。

オンライントレードは窓口で行う株取引と違って担当者の対面接客はないですが、その分取引の手数料が窓口よりも格段に安いのが特徴です。

対面接客がないといっても電話やメールなどのサポートはもちろん、取引ツールの充実・オンラインセミナーの開催など非常にサービスが充実しているので、これから株式投資を始めるなら間違いなくネット証券でオンライントレードをしましょう。

オンライントレードを始めよう

初心者が株式投資をイメージした場合、街中で見かける証券会社に出向いて、いろいろとアドバイスをもらいながら、株を買ってみるみたいなイメージをする方もいるかもしれませんが、いまから株式投資をするには間違いなく、「オンライントレード」をするべきです。

オンライントレードとは、パソコンや携帯電話からインターネットを通じて、株取引をすることです。

窓口で取引するよりも時間的にも24時間可能で、取引にかかる手数料を格段に安くできるのが特徴です。
取引にかかる手数料は数百円程度。

いまやオンライントレードは株式投資のメインとなっているので、どこの証券会社もネット株取引の機能やサービスには力を入れています。

口座開設はネットで簡単にできて口座維持手数料などはかかりません。
取引ツールも非常に充実していて、口座を開設するだけで得られる情報は非常に充実しています。
情報を得たいがためだけに複数のネット証券に口座を開設する個人投資家も多いです。

オンライントレードは、初心者でもインターネットにつながっているパソコンもしくは携帯電話があれば、いつでもどこでも取引できるのが魅力です。

ミニ株やプチ株などの仕組みを使えば、資金も少なくても簡単に株取引をすることができるので、窓口にいかなくても気兼ねなく、好きな時間・場所・資金で取引ができますね。

その分、どの株をいつ買うか、売るか、いくら使うか、などアドバイスしてくれる人はいないので、自分でしっかりと管理することが重要です。

またオンラインで完結してしまうので、入力ミスなどには気をつけなければなりません。

なぜ株式投資をするの?

なぜ株式投資をするのか分からないなんて方はこのサイトを見ていないかもしれませんが、株式投資をするには「なぜ?なんのために?株式投資をするのか。」ということをはっきりしておいたほうがいいと思います。

ただなんとなくお金が儲かりそうだから、という理由だけでは取引もなんとなくになってしまい、投資というよりは投機、いわゆるギャンブルに近くなってしまいます。

もちろんそれはそれでいいかもしれませんが、どうせ株式投資をやるならしっかりと目的を持っている投資したいものです。

たとえば、老後の資金を貯めるためでもいいですし、日々の生活の足しになればでも。
1億円貯めて大金持ちになってやるでもいいでしょう。

コツは目標金額を決めることです。

目標金額を決めれば、元の資金をどれくらいの年利で運用すれば何年で達成するという計画が立てやすくなります。

もちろん最初のうちはそこまで考えなくても少額資金でお試し感覚で投資を楽しんでもいいでしょう。
株式投資はミニ株やプチ株などを使えば数千円からでも始めることができますので。